草むしり
『草むしりが苦手なんです!』 台風一過の朝、ようやく晴れ間が見えたと思ったら、夫からの一言。 「朝ごはんの前に、庭の草むしりお願いね〜」と軽く言われたその瞬間、私は心の中で「またか…」とため息が出てしまいました。 正直言って、草むしりが苦手なんです。 なぜかって?それは私が子供の頃、団地育ちで、あまり草むしりをする機会がなかったからです。 もちろん、団地の「草むしり会」には母に言われて何度か参加しましたが、高校生になると部活が忙しくて、それも自然と遠のいてしまいました。 だから、大人になってからも草むしりの習慣がつかず、どうも苦手意識が抜けません。 そんな私ですが、今では都会の小さな一軒家に住んでいます。 庭と呼べるほどのスペースではなく、「猫の額」ほどの小さなスペースです。 でも、そこにもやっぱり雑草は生えるんですよね…。 台風が過ぎた朝、すでに太陽がジリジリと照りつける中、私は重い腰を上げ、長袖とタイツを身に着けて草むしりに挑みました。 実は腰痛持ちなので、本当に腰が重いんです。 でも、体育会系の根性が残っているのか、嫌なことでも始めたら結構集中できるタイプなんです。 土が湿っているので、草は抜きやすかったのが唯一の救い。 朝ごはんができるまでの30分間、黙々と作業を続けました。 気づけば、45リットルのゴミ袋が2/3ほど埋まるくらいの雑草を取っていました。 「ああ、足がかゆい!」と思い、鏡で確認すると、なんと20か所近く蚊に刺されていました。 それでも、ちょっとした達成感があったんです。 久しぶりに「自分を褒めてあげたい」と思える朝でした。 こんな私の日常にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。 草むしりなんて小さなことでも、頑張った自分を少しだけ誇りに思えた、そんな一日のスタートでした。